Bedroom Audio Style

寝室で、気負わずに良い音と気持ちの良い住環境を求めていくトコロです。

謎箱付き(ノイズフィルター付き)電源ケーブルを製作しました

オーディオがかなり好きな人なら誰もが一度は気になる?謎箱付きケーブル。その中身がLCRネットワークだということは一応知識としては知っていました。しかし昨今PSE法の影響かその姿はめっきり減り、グレードの高いものはやはりお高い。そんなある種の憧れを抱いていた謎箱付きケーブルも買えないなら作ってしまえばいいじゃない、ということで製作してみました。

そのための前段階として、ヴィボーオーディオのロジウムメッキ電源プラグとサエクのAC-5000でケーブルを製作。その音がなかなか良いと感じたので、材料として流用し、新たな部品を付け加えて製作。その新たな部品とは写真にあるものと手持ちのネジだけです。

このノイズフィルター付き電源ケーブルを作るにあたって、旧来の友人であるところの、じゅん氏に力をお借りしました。あらためてお礼を申し上げます。

アルミケースにケーブルを通す大きな穴とノイズフィルターをネジ止めする小さな穴を開け、TDKラムダのRSMN-2020を取り付けます。ケーブルクランプを仕込んで端子に接続し、蓋をします。そしてじゅん氏と二人で、でっち上げた会社と製品名のステッカーを貼って完成となりました。

完成写真では会社のロゴマークの黄色い正弦波が白飛びしてしまったのが悔やまれます。しかし、かなりかっこいい仕上がりになったのではないでしょうか。

壁コンセントからアナログ系統への給電に入れました。

肝心の音のほうは、まずSN感の向上が上げられます。ノイズがぐっと減って闇とも思える無音とサウンドステージとの対比が際立ちます。そしてどこまででもボリュームを上げていけるような滑らかな音です。残響は広がり、音像の実体感が増します。ヴァイオリンソナタなどのソースでは演奏者の息遣いが良く聴こえる様になりましたし、こんな音が入っていたのかと気づかされる盤もありました。とんでもないコストパフォーマンスだと思います。

それではよきオーディオライフを。またこの一年お付き合い頂きましてありがとうございました。良いお年をお過ごしください。


※自作系の記事ではなるべく書くようにしていますが、この記事を見て作ってみようと思った方がいたら、その際は自己責任でお願いします。AC100Vは怖いものです。短絡などの事故が起きても僕は責任を取れないので必ず自己責任という言葉を忘れないでください。