Bedroom Audio Style

寝室で、気負わずに良い音と気持ちの良い住環境を求めていくトコロです。

中華インシュレーターはオーディオの福音となるか「中国メーカー製インシュレーターを試してみた」

みなさん、足元に拘ってますか?よく足元を見るとか言いますよね。
ファッションも足元から。そしてオーディオの足元も、疎かには出来ないのです。


最近アマゾンで、インシュレーターと入れて検索するとよく引っかかってくるのが、中華メーカーらしきインシュレーター。
見た目はなかなかだし、スパイクと受け皿がセットの構造。さらに8個入り3000円弱というお値段です。
これは、気に入れば最高のコストパフォーマンスになります。
失敗しても、まあ人によってはこんなものかで笑って許せる値段かもしれません。
ということで突撃してみることにしました。


私が買った商品はすぐ届きました。様々なショップが同じ商品を売りに出してるので、
在庫を日本に持ってないショップや商品は時間がかかることもあるようです……。

意外と小さかったです。
ビニール袋に小分けになって合計8組+ブチルゴムの滑り止めと両面テープが付属しました。
両面テープは要らないですしブチルゴムも使わないのですが、
何かのときに使えるかもという貧乏性な私はとっておいてます。

さて実際に手に取ってみた感想は、この商品に関してはアマゾンのレビューは信用できるかもというもの。
スパイク受けの方にバリがあったりする個体もありましたが、実用上問題なさそうでひと安心です。

早速乗せてみた感想。格好良いじゃないですか……。
黒と金という配色はいかにも中華って感じですが、スピーカーに乗せてしまうと意外と馴染むような気がします。


肝心の音の方なんですが、真鍮のスパイクの音がします。
居間のシステムとデスクトップスピーカーで確認してみました。四点支持で音だし。
メッキは施してあるものの真鍮のみの構成のため、少し明るい響きが乗ります。
そして重要なのは、スピーカーと乗せている台との間に起こる不要な共振が緩和され、主に中低域から低域が締まります。
ボワつきが消えるとでも言いますか不必要な膨らみを取ってくれます。
この効果、この価格帯には少ないものだと思っていました。
例えばオーディオテクニカのAT6099は使用したことがあるのですが、
真鍮の響きを消すためかソルボセインやハネナイトをハイブリッドで使用して低域に厚みを持たせています。
低域の量感不足なスピーカーが、ままあるブックシェルフ型スピーカーの間では、重宝されるかもしれませんが、
我が家のスピーカー群は低域過多だったので逆効果でした。そして友人宅へもらわれることに。
しかしこの中華真鍮インシュレーターは締まる方向なので膨らみやボワつきをしっかりと解消したい方にはうってつけかと思われます。
逆に低域の厚みを増したいという方にはAT6099こそが正解になると思います。
どちらも真鍮をベースにしているのでそう突飛な音はしませんし安心して使えます。
ただ難をいえば明るい響きが気になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
お悩みの方は試す価値のあるインシュレーターだと思いました。