Bedroom Audio Style

寝室で、気負わずに良い音と気持ちの良い住環境を求めていくトコロです。

SAEC(サエク) TAP-PLUS(タッププラス)を導入しました

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

何を今更って感じですよね。忙しさにかまけて、ブログの更新が滞っていました。これも毎度のことですが……。

さて今回は電源タップの王者的な存在だったSAECのTAP-PLUSです。今でこそ高額な電源タップが数多く出回るようになりましたが、僕の記憶では、このタップが出た頃にはまだこれほど他を圧倒するような物量と存在感のあるタップは、無かった様に思います。そういうこともあって、ずっと僕の欲しい物リストにこのタップがあったわけなんですが、清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ってしまいました。既に生産は完了しているので中古の出物を手に入れたのでした。

このTAP-PLUS、特長などには書いてありませんが、ACインダクタにどうやらトロイダルコアを積んでいる模様で、非常に大きくて重いです。そして時々唸ります。うちの電源環境が良くないのでしょうか。まあ良くはないと思ってはいますが、この唸りが気になるかといえばそうでもありません。深夜などに唸っているのに気づくくらいで、平時にはまったく気にならないくらいです。

せっかくなので壁コンに使っているHUBBELL(ハッベル)の8300Rから直で取る音とTAP-PLUSを通した音を比べてみました。8300Rから取った音はまとまりが良く破綻の無い素直な音でした。TAP-PLUSに繋ぎ変えてマーラー5番、ヤンソンス/RCOのライブを聴くと、システムから放出される最低域の量感が増え沈み込みが良くなりました。力感があり、楽器の立ち上がりが荒さに聴こえるくらい急峻になりました。エッジが立つとでもいいますかこれは賛否が分かれそうです。サウンドステージは奥に広くなり、オケの前後感がより明確になります。また音の無い部分の静けさは、よりいっそう闇のように深くなり、ふわっと浮き上がる音に驚きました。自分好みのサウンドで非常に満足しています。

さて次回はTHIEL CS2.3のf特でも図ろうかと考えていますが、さてどうなるやら。