Bedroom Audio Style

寝室で、気負わずに良い音と気持ちの良い住環境を求めていくトコロです。

KIMBER KABLE HEROの素晴らしいパフォーマンスにこの夏はすっかりやられました


残暑厳しい日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。夏といえばセールの季節ですね。シーズンが終わる頃には50%〜70%引きもざらにある洋服などとは違い、そんなには安くならないオーディオ関連機器ですが、中古と組み合わせればセールもかなり安くなる時もあるのです。この夏、某店で見つけた掘り出し物はKIMBER KABLEのHEROでした。キンバーケーブルはマイシステムでもスピーカーケーブルに4TCを使用するなど、非常に僕の好きな音作りをしている老舗メーカー。解像感と見通しの良さ、サウンドステージの広さなどを特徴としています。

キンバーのHEROはネットの評判を見てみると、コストパフォーマンスは高いが他の比較ケーブルの踏み台(特にキンバーセレクト)にされてしまうことが多いようですが、なかなかどうして、やってくれるケーブルだと感じました。PD-D9mk2に繋いでいたコードカンパニーのコブラプラスのパフォーマンスに物足りなさを感じていたので、さっそく交換。交換してすぐに左右へステージがスーパーワイドに広がって驚きました。これはどうやらPD-D9mk2の特徴のようでもあるみたいです。低域に力感があり、ベースが唸り、グランカッサがズドンと伸びます。はったりだけではなく、ヴォーカルはきっちりと中央へ定位し、素晴らしい解像感と奥へもかなり広がるサウンドステージには、すっかり聞き惚れていました。新品の価格を考えればそれ位してくれてもよさそうなものと思いたいですが、この価格帯のケーブルの中ではコストパフォーマンス抜群との評判を目にするにつけ、たとえそれが00年代の情報だとしてもHERO未だ衰えずの印象を感じさせます。やはり信頼感のある老舗のケーブルだなと安心感を覚えました。

また、PD-D9mk2の実力についても再評価しなくてはならないと感じているところです。