Bedroom Audio Style

寝室で、気負わずに良い音と気持ちの良い住環境を求めていくトコロです。

巷で話題のデジタルアンプLUXMAN LXA-OT3を(オペアンプ交換して)聴く


去年のサンタさんからの贈り物はデジタルアンプキットLXA-OT3でした。早速、定番の百均コレクションケースEL-10を加工して収めました。ケーシングすることで音に変化が生まれるかについては、僕にはちょっとわからないです。アルミや金属系のケースならいざ知らず、プラだとたいした違いは出ないというのが僕の結論です。

デフォルトのオペアンプだとちょっと元気が良すぎるきらいがあり、アタック感やパワフルさが前面に出すぎていてこれはうるさいかなあと判断してオペアンプを交換することにしました。比較の対象はTOPPINGのTP-20mark2です。TOPPINGもたいがい高域に華やかな癖がありますが、それに比べるとデフォルトの音作りはデジアンっぽい味はあるものの地味でマイルドな味付けだと思います。OT1はもっと大人しかったというのですから、デジアンらしからぬと騒がれたのもうなずけるかなと。

さてオペアンプ交換ですが、そんなにお金は出したくはないがより良くしたいという僕の願いに応えてくれるのがMUSESの8920Dでした。ワンコインで買えて高音質。01や02は買わないけれどこれで十分楽しめると踏んだのですが、さあどう出たかと言えばですね、交換して大正解でした。パワフルさに紛れていた刺さる感じや荒さが取れクリアネスときめ細かさが出てきました。ノイズっぽさや歪み感が取れいいことづくめです。どうやらこのキットとの相性が良いようです。01や02を入れたらどうなるか興味はありますが、とりあえずはこの辺で止めておきます。

もう一つ、付録特有の交換して遊べるアイテムとして電源アダプターがあります。僕はずっとノーマルで使用していたのですが、この記事を書くにあたり押し入れの中を引っ掻き回して探し出したのが、トランス式と思われる巨大な電源アダプタ。DC12Vで850mAとサイズの割に出力が小さいのがいかにもトランスっぽいということでこれを使用してみると、以前にも増して刺々しさが消え丸みを帯びた感じで聴きやすくなりました。しかしながら骨太な印象もあり、スイッチング電源より優位性を感じます。これは12Vにした効果もあるかもしれません。むしろそっちが大きかったりするかも。パワー感を出したいときは15Vや16Vがいいのでしょうね。


毎年楽しませていただいているLUXMAN×STEREO誌ですが、来年はUSB-DACでしょうか。一昨年は発振音やノイズで騒がれたので、リベンジの気持ちがあるんじゃないでしょうか?できれば96kHz対応位のスペックでお願いしたいところではあります。これは無理かな。まあ楽しみにしています。何せ僕のデスクトップまわり付録で固まっていますから。