Bedroom Audio Style

寝室で、気負わずに良い音と気持ちの良い住環境を求めていくトコロです。

FURMAN SS-6B改プラグ交換 AET PSE-018HG


かねてより懸案事項だった、SS-6B改のコンセントプラグを交換した。じつはWF5018から交換したいとは思っていたものの実際にどのプラグにするかまでは決まっていなかった。漠然と金メッキプラグか無メッキのプラグがいいなと考えていたのは、ロジウムメッキに偏りすぎることを恐れたからだ。決してロジウムメッキが嫌いなのではなく、ともすればロジウムメッキを選択しがちな自分の嗜好を補正し、システムのバランスを考え、新たな表現を手に入れたかったからに他ならない。


アメリカンスタンダードなHUBBELLやマリンコ、国産なら金メッキ物が色々選べるなあと悩みながら、ネットや雑誌などをざっと調べた結果、AETのPSE-018HGに決めた。良心的な価格設定でありながら、ネットでの評価が高かったのがその理由だ。そして金メッキ。018HGは明工社のME2573をベースにしていると言われる。実際ケーブルクランプ部には明工社のロゴがある。ME2573は松下のWF5018とは兄弟のような存在でホスピタルグレードの定番品。それをAETがリファインしている。燐青銅のブレードと金メッキが特徴。ボディはポリカーボネイト。作業性はよく、プラグ交換も簡単に行えた。注意すべき点は二つ、5.5スケア等の極太ケーブルは使えないことだが、SS-6Bの改造でケーブルまで変える人は少ないと思われるので問題なさそうだ。もうひとつは磁性体のネジが一部で使われていることだ。完全非磁性体主義の方は避けたほうが良いと思われる。僕は音がよければ何でもよいのでOKだ。

交換してまず高域と中域のクリアネス、抜けの良さに驚いた。これはオリジナルやWF5018では全く無かった要素で素晴らしい。クリアで抜けるといっても突き刺さって痛くなるような高域ではなく、エッジにほんの僅かにアールをつけたような音で耳に心地よい。ヴォーカルやギターの表現に伸びがあるような感覚。Fレンジが伸びているのではないかと思わせる音。低域は量感がやや減り少し締まりが出るが、バランスを著しく狂わせるほどではなく、好ましいキレ。空間表現はWF5018よりやや残響感が出る程度でそれほどの変化は無い。コストパフォーマンスの高いプラグだ。

http://www.audiotech.jp/audio/product/plug/ac_pse018.html

AET ACプラグ PSE018HG
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