Bedroom Audio Style

寝室で、気負わずに良い音と気持ちの良い住環境を求めていくトコロです。

豊かなサウンドステージ CHORD COBRA PLUSインプレッション


PD-D9mk2を導入したはいいものの、インターコネクトケーブル選びは難航していました。ここのところの僕自身の感覚として、アクセサリーにあまりお金をかけたくないというものがあったのです。三万くらい出せば満足して天にも上る気持ちになれそうなケーブルがいくつかあったのですが、結局それらを購入する気にはなれませんでした。中古が入荷するなんていう僥倖もなく、かといってCN-520Eではマニアとして物足りない。そんな煩悶の中での最適解がコードカンパニーのCOBRA PLUSでした。

購入したCOBRA PLUSはVEEプラグを装着したタイプで、生産終了の処分品。輸入代理店がアンダンテラルゴになったことで価格が引き下げられたのもあってか、求めやすい価格でした。CHORDのケーブルはネットでもよく見かけましたし、評判も良いよいようなので期待が高まります。早速繋いで音を出してみた印象は、サウンドステージが広いということと、低域の力強さは今一つの2点でした。よく喧伝されていた、ヴォーカルが素晴らしいというのは全くその通りで、ふっと浮かびあがるようなイメージ。キリキリとした解像感でシャープに出るというよりも、ステージの中に一緒にあるといった印象です。サウンドステージの広さですが、特にこれまでより高さ方向への広がりが段違いで驚きました。これがこのケーブルの強みなのかなと思います。

低域の力不足に関してはバーンインで解消するかと思い、XLOのバーンインCDをかけて、あとは2.3週間ほど普通に聴いた結果、特に弱さを感じなくなりました。これは僕自身の慣れもあるとは思うのですが、弾むような、リラックスした低域が出ています。低域が力強いものと比べればおとなしい部類だと感じるところではあります。逆に言えば強調感がなく、バランスがよく品の良いケーブルということができると思います。

わかる限りのスペック。OFC導体、ツイステッドペア構成、低密度ポリエチレン絶縁、二層式高周波シールド、新しいVEEプラグ。わりと普通というか、特徴がないですよね。新モデルのVEE3になると銀メッキOFC、フッ素樹脂絶縁などマニア心をくすぐるものがあるのですが…あれ?買うの間違えたかな(笑)

いつもなら製品の紹介や、さらなる情報提供のためにAmazonのリンクを貼るところなのですが、AmazonにあるCOBRA PLUSは並行輸入品のものと新しいタイプのVEE3しかない様なので何も貼らないことにします。