作りかけのノイズフィルタータップにオヤイデR0を組み込んだ
昨年作ったノイズフィルタータップ(というよりもむしろ電源BOXに近いのですが)を完成させました。ケースに2連の塩ビBOXに対してコンセントが一つしかないため脇がスカスカ空いていたのでした。機器に対してコンセントの数も足りないということで年明けになってしまいましたが、小柳出電気で購入して組み上げました。コンセントは悩んだ結果、評判の良いオヤイデのR0を選択しました。
R0の化粧箱
コンセントは白で見た目はR-1と違いが判らないですね。
付属品は電磁波吸収コンセントキャップMWA-EC。二個ついてきます。
工作は結構手こずりました。前回もそうだったのですが、小さな塩ビBOXにノイズフィルタインレットを入れるとどうしても手狭になるので、内部配線がしにくく余裕のないものでした。配線材は変わらずHS&TのFケーブルです。これ以上太い線材だと厳しかったかもしれません。
組んだ図。白のR0を親にして黒いSWO-NTに配線してあります。ノイズフィルタの端子の形状からファストン端子を使用せざるをえなく、両方に直接配線することは不可能でした。
カバーはステンレスのUL規格プレートにしました。プラスチックでもよかったのですが、今回は締りを重視して(おまじないのようなものですが)ステンレスに。JIMBO製です。
早速CDプレーヤーとプリメインアンプをR0に繋いで試聴してみました。通電時間0の状態から出てきたのはパワフルかつ精密な音でした。これはノイズフィルタAC1001(R)の性格も無視できないので、R0単体のインプレッションにはならないのが残念ではありますが、この組み合わせは非常に良いようです。おそらくR0単体ですと、もっとガッツのある感じになるのではないでしょうか。SWO-NTに繋いでいた時は穏やかな印象が勝っていましたのでR0のパワフルさには目を見張るものがあります。当初ヴォリュームが上がっているのではないかと錯覚するほどの力強さでした。
一晩通電した状態でもう一度試聴しました。全体的にソリッドかつエッジが立った状態から丸みを帯びたかなというような変化を感じました。試聴時間帯の影響もあるとは思いますが。低域のパワフルさは変わらず、ヴォーカルの位置が高いところにあり好印象です。立体感もあり、ステージイメージは左右にも広がりが出ています。ヴォリュームが上がっているような感覚はなくなり、落ち着きも出ました。長く聴いていられる音だと思います。AC1001(R)とR0との組み合わせはとてもいいのではないでしょうか。