Bedroom Audio Style

寝室で、気負わずに良い音と気持ちの良い住環境を求めていくトコロです。

ブログの夏バテはアナログで乗り切る?

しばらく更新していない間アナログをちまちまと弄っておりました。僕の使用しているプレーヤーはKP-990というオートリフト付きのモデル。PSE騒動があった頃に、このままでは80年代のプレーヤーが手に入らなくなるではないか、と焦って購入したもの。今となれば杞憂に終わったのだが当時は大変なショックだった。というのも僕はその頃アナログを始めて一年ちょっと。まともなプレーヤーがそろそろ欲しいなと思っていた時期だった。もう少し落ち着いていれば、上級機のKP-1100辺りを買っていたのかもしれないが、そこはそれ、巡り合わせというものだ。KP-990は頑強な筐体と高さ調整機能付きのアームにオートリフトと、僕の求めていたものがほぼ揃っていて使い勝手が良い。音はおおらかながら時折キレも見せて中々奥深い。


ここ数年ずっとSUMIKOのPEARLとオーディオテクニカのAT7Vを使っていたのだが、新たな刺激が欲しくなりDENONのDL-103を導入することにした。ところがこの103思ったほど良くなかったのだ。慣性重量を増してみようとAT-LH15に付けてみたが、上手くいかない。帯域バランスは良いのに、おお!と唸る様な何かが無かった。仕方なくMG-10に付けたまましばらく放っておいて、テクニカのシェルリードワイヤーAT6106を購入したのを機に繋いでみることにした。取り付けには気をつけなければならない点があった。103が大きくて、リードワイヤーがかなり窮屈になるので、あらかじめ曲げておいたほうがストレスが少ない。早速音だし。出てきた音は背景がすっとクリアに、見通しが良くなり静寂から浮き上がる感覚がたまらなく面白い。なんとなく物足りなかったDL-103から刺激的な音を引き出せたのが嬉しくて仕方ない。まだまだオーディオはやめられそうにない。

http://www.audio-technica.co.jp/products/cartridge/at6106.html