Bedroom Audio Style

寝室で、気負わずに良い音と気持ちの良い住環境を求めていくトコロです。

D-600sを修理に出した

長年の酷使に耐えかねたのか、はたまたこのとてもおかしな一年の夏を乗り切ったところで、図らずもがくっときたのか、ディスクトレイが開かず閉じずという症状が悪化して、ついに入院と相成った。そういうわけで居間からmarantzのCD6000oseを寝室に持ち込んで聴いている。


このCD6000oseは僕がオーディオをやるのに初めて買ったCDプレーヤーで愛着がある。今はもうない隣町のLAOXDENONのDCD-755と比較試聴して決めたのだった。その頃の755はⅢかⅣか憶えていないけれども、厚手でゴリッとしたピアノの打鍵を聴かせるプレーヤーで、それまでのシスコンやCDラジカセとは全くレベルの違う音に驚いたものだ。しかし作為的な部分も感じられ、より自然な音と感じられたCD6000oseを選択した。

懐かしのプレーヤーをマイシステムに組み入れて聴く。所謂ドンシャリといった帯域バランスの味付けはされているものの、素直な音色で、響きの繊細さが特徴。ドラムのシンバルが良く聴こえる≒耳につくのが最大の癖だ。CD6000oseはそれ以前の機種群とは異なっておりmarantzの音の転換期にあった機種だと思う。

初心の頃を懐かしみつつ、今一度新鮮な気持ちでディスクを聴き返している。